ハウスリンクス株式会社の代表をしています、西田です。
今回は私の今までの不動産との関わりについてお話させていただきたいと思います。
20代 三井のリハウスに入社(荻窪店勤務)
大学卒業後、メイクアップの専門学校を経て、クリスチャン・ディオールとエスティーローダーという化粧品会社に勤務しておりました。ただし美容業界は華やかなイメージと反対に収入が少なく、その部分に不満を抱く毎日でした。そしてもっと稼ぎたいという若さゆえのわかりやすい動機で不動産業界に飛び込みました。
初めての不動産業の仕事で知識もなくすべてが新しい経験でしたが、とにかく日々物件を覚え、お客様とアポイントをとりご案内をする、その繰り返しでした。今でも覚えているのは、契約していただいたお客様から逆に税務について教えられてしまうという、プロとしてなんとも恥ずかしい経験もこの頃しました。
宅地建物取引士の資格は、1年目の仕事中に会社に内緒で毎日2時間、図書館で勉強して一発合格でした。また仕事についてもどうやら営業に向いている性格だったようではじめから非常に順調でした。
その時の住まいは荻窪のとても古い木造の社員寮でした。(なんと家賃月額1万円の超破格物件でした。今は取り壊されてもうありません)
リハウス入社3年目
仕事にもなれ不動産の知識も深まる中で、自分でも物件を購入しようと物件を探し出しました。そのエリアの不動産についてすべて知り尽くしていますので、あらかじめ買いたい物件は目星をつけて、その物件が売りに出て少し価格が下がったところで申し込み・購入をしました。もちろん交渉・契約書等の作成・ローンの申し込み・司法書士の手配などすべて自分で行いました。
日頃から不動産売買取引には慣れているものの、実際自分が高額の買い物をする時はどうしても不安になるものです。この経験以降、購入前にお客様がどんな気持ちでいるのか、より分かるようになりました。
ちなみに購入したのは、20代にして生意気ですが阿佐ヶ谷駅前の築浅マンション(約40㎡)です。
リハウス入社5年目
仕事でさまざまなお客様に会う中で、自分では一生買えないくらいの物件を購入する方々にお会いする機会が多々ありました。「すごい」という感覚と同時に、「自分も近づけるように挑戦したい」と思うようになりました。そのためには自分自身で仕事をしなくてはいけないと思いましたが、実現させるためのアイデアがありませんでした。
また年末に何度か海外旅行をする中で、自分が全く英語が話せないことがとてもコンプレックスに感じていました。仕事内容も理解し安定しきたこともあり、新しいことに挑戦したい気持ちが抑えられなくなり、海外留学をすることを決意しました。そしてワーキングホリデービザを取得し、留学へと向かいました。
ちなみに住んでいたマンションは購入時とほぼ同額で売却ができ、実質住んでいる間はタダで住めたことになりだいぶ貯蓄ができました。(この貯蓄は留学でほとんどなくなります(泣))
ロンドン留学中
留学1年目はとにかく語学の習得のために、日々語学学校に通っていました。そして2年目になると、何か今後のプラスになる仕事をしたいと考え、現地のローカル不動産屋に面接に行きました。その時はまだ明らかに語学力は劣っていましたが、とりあえずインターンでいいので雇ってほしいと伝え、日本でも不動産経験があると必死にアピールして、なんとか雇っていただきました。ロンドンでの不動産営業の経験はとても刺激的でわからないことだらけでしたが、最終的には日々積極的に営業の電話をかけるほどになりました。また、ロンドンは物件も高いですが非常に魅力的な物件と街が多いので、正直日々楽しかったです。もしあちらで物件をお探しでしたら、いいマネージャーを紹介させていただきます。
また、働いていたロンドンの不動産屋は、お客様から一切手数料をいただかないシステムで経営をしていましたので、それがのちのち自分の経営のヒントになりました。
帰国後
ビザは2年間の期限付きなので、2年後帰国して自分でどのように仕事をしようか考えました。まずは自分自身に足りないものを考え、そこで自分が経験のない賃貸営業を学ぶために、アパマンショップで賃貸営業をさせていただきました。賃貸営業は売買営業とは違う部分がいくつもあり、すべてが勉強になりました。そして今回新しいサービスを始めるために相応しい事務所を見つけたので、会社を起業させていただいました。
ハウスリンクス株式会社として
多くのお客様の契約に携わらせていただき、会社を阿佐ヶ谷から新宿へ移転させていただきました。令和2年でありがたいことに設立5年となりまして、不動産免許の更新をさせていただきました。
周りの環境の変化
私の周りの友人知人も結婚などをきっかけに不動産購入や注文住宅建築をする機会が増えていて、周りから重宝がられるようになりました。またコロナの影響で住環境を見直す動きも肌で感じることができます。
皆様にも私が友人にお伝えするような嘘偽りのない本当に役にたつ情報をお伝えするつもりです。私はそれが結果的にお客様の利益になると確信しています。
私の不動産との関わりはこのような流れです。私の持つ知識と経験で皆様が「住まい選びで得する人」になるよう、真摯にアドバイスさせていただくつもりです。